リフォーム瑕疵保険制度について

屋根塗装において「瑕疵(かし)」とは、いわゆる欠陥工事のことです。お願いした工事とは違う工事をされてしまった、工事をしてからすぐにトラブルが出てきてしまった、というような問題を瑕疵としています。

リフォーム瑕疵保険制度について瑕疵に対して保証してくれる保険が、リフォーム瑕疵保険です。瑕疵が発生した際に、国土交通大臣が指定した住宅瑕疵担保責任保険法人から建築士が派遣されます。その建築士が、工事中もしくは工事完了した後に欠陥がないかどうかを検査することになっています。

リフォーム瑕疵保険は任意となっていますが、ご要望があれば工事ごとに私たちで加入の手続きをしています。保険料の目安は、工事代金の4%~5%程度となっているので、一度ご相談ください。

登録事業者は信頼できる事業者であることの証

加入する事業者は、保険法人への事業者登録が義務となっています。登録には審査もあるため、基準を満たせない事業者は登録できません。登録している事業者かどうかは住宅瑕疵担保責任保険法人のホームページでも公開されているので、確認していただけます。

登録業者は第三者の検査を意識しながら施工しているため、未登録事業者よりも登録事業者の方が、当然ながら安心感があります。そして、お客様に迷惑をかけない、という考え方をしている事業者でもあります。リフォーム瑕疵保険に入ると費用はかかってしまいますが、それでも私たちは安心してほしいという思いで、リフォーム瑕疵保険に入っていただけるようにお願いしています。

万が一のときの支払い対象・保証内容

支払い対象となるのは、補修費用だけではありません。補修に関しての調査にかかった費用や、補修工事をするときに転居をしなくてはいけなかった場合、転居費用や仮住居費用なども支払い対象となることが多いです。

保証期間は対象部分で異なるため、保証内容については加入時に確認が必要です。

保険の料金について

保険の契約料金は、保険料と検査料を合計した金額です。工事の内容によっては選択可能な支払い限度額、検査回数が異なっています。

検査については、工事中検査と工事完了検査があります。リフォーム工事で構造もしくは防水の工事をする場合、工事中検査を行います。それ以外を含むすべての物件においては、工事が完了してから、工事完了検査が実施されます。

  • リフォーム工事の保険料は、請負金額によって選択できる支払い限度額により変動します。
  • 増築工事の場合は、別途で増築工事専用の設定があります。

例えば、屋根を含む外装の改修工事が180万円の金額となった場合、保険金の支払い限度額を200万、検査回数が2回となると、保険契約料金は保険料と検査料で50,500円となります。